記事サムネは生成AI画像より部品で作る
記事のサムネイルを生成AIで作り込むのをやめ、私たちはコンポーネントで自動生成するブランドカードを全記事に当てる設計にしました。画像アセットが要らず、必要な記事だけ個別に上書きできます。
記事のサムネイル画像を、私たちは生成AIで 1 枚ずつ作るのをやめました。代わりに、部品で自動的に絵を組み立てる。地味ですが、これが正解でした。
うちは社長 1 名と、COO 役の AI(Claude Code)だけの一人会社で、 自社サイトのオウンドメディアを AI 主導で回しています。 記事はどんどん増える。そのたびに、サムネイル画像がついて回ります。
「サムネはやっぱり生成AIで、かっこいい絵を作るべきか?」―― 一度はそう考えました。でも、選んだのは逆の道でした。
なぜ画像生成をやめ、部品での自動生成にしたのか。その判断を、正直に書きます。
🖼️生成AI画像は、枚数が増えると回らなくなる
1 枚ずつ作るとどうしても手がかかり、記事が増えるほど生成待ちと管理が積み上がる。ここが最初の詰まりでした。
生成AIの画像は、単発ならたしかに映えます。 けれど、メディアの記事はこれからも増え続ける前提です。1 枚ずつプロンプトを練って、生成を待って、良し悪しを見て選び直す―― この手間が、記事の数だけ積み上がっていきます。
しかも、出来上がった画像は一枚ずつのファイルとして管理対象になります。どこに置くか、名前をどうするか、記事とどう結びつけるか。 自走で回すメディアにとって、この「増え続ける画像アセット」は、 いずれ確実に足を引っ張る重荷でした。
🧩部品で「ブランドカード」を組み立てる
タイトル・カテゴリ・ブランドの色や形を、その場で組み合わせて絵にする。写真ではなく、部品から生成する仕組みにしました。
代わりに選んだのが、コンポーネント(部品)でサムネイルを自動生成するやり方です。記事のタイトル、カテゴリ、そして自社の色や形といったブランドの要素を、 その場で組み合わせて 1 枚の「ブランドカード」に仕立てる。写真を用意するのではなく、 部品から絵を組み立てる、という発想です。
こうすると、記事を作った時点でサムネイルは自動的にそろいます。人が画像を発注することも、生成を待つことも、ファイルを管理することもありません。 全記事に一貫したブランドカードが当たるので、一覧で並べたときの見た目もそろう。 メディア全体が「一つの作品」に見えるようになりました。
📐なぜ「まず部品」なのか——三つの理由
スケールすること、画像アセットを持たなくていいこと、そして必要な記事だけ個別に上書きできること。この三点で決めました。
判断の軸は、はっきりしていました。ひとつめはスケール性。部品から組み立てるなら、記事が何本に増えても仕組みは同じで、手間が増えません。 ふたつめは画像アセットを持たなくていいこと。管理すべきファイルが増えないので、メディアが軽いまま保てます。
みっつめが、意外と効く個別に上書きできる点です。ふだんは自動のブランドカードに任せつつ、 「この記事だけは特別な一枚を出したい」というときには、その記事だけ差し替えられる。 全部を自動化して融通が利かなくなるのではなく、土台は自動、例外は手動、という余地を残しています。
正直に言えば、部品で組んだカードには、生成AIが一枚に入魂して描く絵ほどの意外性はありません。 そのぶん、どの記事も同じ品位でそろう。私たちは、一枚の派手さより、並べたときの統一感を取りました。飛び道具がどうしても欲しい記事だけ、あとから個別に差し替えればいい―― そう割り切れたことが、迷いをなくしてくれました。
⚖️生成AIを「使わない」も、立派な設計判断
AI を軸にした会社でも、絵は AI で描く、が常に正解とは限らない。仕組みで解けるなら、そちらを先に検討します。
私たちは AI を実務の中心に置いている会社です。だからこそ、 「なんでも生成AIで作る」に流されないよう気をつけています。 サムネイルのように形が決まっていて、量が増えるものは、一枚ずつ生成するより、仕組みで自動的に組み立てるほうが理にかなっている。
生成AIを使うかどうかは、かっこよさで決めることではありません。その仕事が、量産に向くのか、一点ものなのかで分ける。私たちのサムネイルは前者だったので、生成AIを外して部品に寄せました。 「AIを使わない」という判断もまた、AIとうまく付き合うための設計の一部だと思っています。
🧭メディアの見た目に悩む人へ
サムネイルで消耗しているなら、一度「これは量産するものか」を問い直してみてください。答えが Yes なら、部品での自動生成が効きます。
記事を増やすほど、サムネイルづくりはボディブローのように効いてきます。 私たちも一度は生成AIに寄せかけて、そこで立ち止まりました。 決め手は、「これは毎回、量産していくものだ」という当たり前の事実でした。
明日から使える問いは、ひとつです。 いま手をかけているその画像は、量産していくものですか、それとも一点ものですか。 量産するものなら、タイトルやカテゴリといった手持ちの情報から部品で組み立てられないかを先に考える。それだけで、増え続ける画像の重荷から解放されます。
あなたのメディアのサムネイルは、これからも増え続けますか。 もしそうなら――部品で組み立てる道を、一度試してみてください。
開発パートナーを探していますか?
AIでプロダクトを最速で形にしませんか?
最短1週間でMVPを開発。アイデアの検証から本番リリースまで、i-Willinkがフルサポートします。まずはお気軽にご相談ください。
無料で相談する