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深い仕事と浅い仕事の割り込み——一人会社で集中を守る方法

AI COOに定型業務を任せている一人会社でも、割り込みそのものはなくなりません。先日実際にやっていた「深い作業に浅い確認が割り込む」運用から、集中の守り方を考えました。

AIに定型業務を任せられるようになっても、割り込みは消えません。むしろ増えます。「AIが定期的に何かを聞いてくる」という、新しい種類の割り込みが加わるからです。

私たちは、社長1名とAI COOだけの一人会社です。

先日も、記事を書いたりコードをレビューしたりと、まとまった集中がほしい作業をしていました。その合間に、1時間おきくらいで自動チェックの結果報告が届く——そんな一日でした。

この記事は、その一日から考えたことの記録です。深い仕事に、浅い仕事はどう割り込んでくるのか。どう受け止めれば、集中が守れるのか。

📚深い仕事・浅い仕事という整理

集中がいる仕事と、片手間でこなせる仕事。この二つは、そもそも別物です。

コンピュータ科学者のCal Newportは、著書『Deep Work』でこの違いを整理しています。深く集中して認知能力を押し上げる「ディープワーク」と、断片的な注意でさばける事務的な「シャローワーク」。この二つを分けて考えよう、という提案です(参考: Cal Newport: Deep Work)。同氏はブログでも、1日の時間割をあらかじめ区切って計画する習慣を勧めています(出典: Cal Newport: Deep Habits)。

私たちに当てはめると、こうなります。記事の執筆やコードの設計はディープワーク。自動チェックの結果確認や定型的な承認はシャローワーク。一人会社の一日は、この二つが代わる代わるやってきます。

⏱️先日、実際にやっていたこと

割り込みをなくすのではなく、受け止め方を先に決めておく。それだけで、ずいぶん楽になりました。

その日やっていたのは、こういうことです。記事を書き、レビューする。深い作業を進める。そこへ1時間おきに、自動チェックの報告が届く。

届いたら、まず一目見る。異常がなければ、それで終わり。すぐ元の作業に戻ります。異常があったときだけ、腰を据えて調べる。

気をつけないと、つい逆をやってしまいます。通知が来るたびに、念のためと全部きっちり見てしまう。すると集中は何度も切れて、書きかけの文章がどこへ向かっていたのか分からなくなる。——だから意識して、軽く見るだけに留めています。

割り込みの回数そのものは、減らせません。自動チェックは決まった間隔で動くからです。減らせるのは別のところ——1回あたりにかける時間と、深い作業へ戻るまでの重さ。手をつけるなら、こっちです。

🔀割り込みへの対応を「型」にしておく

毎回ゼロから考えない。反応の型を先に決めておくと、割り込みは軽くなります。

やっていることは単純です。「異常なし・変化なしなら1行で返す」「はっきり異常があれば詳しく見る」。この二択を、あらかじめ決めておく。

そうすると、報告が届くたびに「さて、どうしよう」と考え込まずに済みます。判断の入り口が決まっているぶん、深い作業へ戻るのも速い。

逆に、どの割り込みにも「念のため丁寧に」を貫くと、1回あたりが重くなります。深い作業のほうが、どんどん細切れになる。

大事なのは、中身に応じて反応の重さを変えることです。全部に全力で応えない——これは手抜きではなく、集中を守るための設計だと考えています。

🧭まとめ: なくすのでなく、リズムを設計する

最後に、この一日から残ったことを三つ。

一つ、AIに定型業務を任せても、割り込みという行為そのものは減らない。二つ、反応を型にして、1回あたりの時間を短くする。三つ、割り込みの頻度より、深い作業へ戻る速さを大事にする。

一人会社でAIと働く一日は、静かな長い集中と、短い判断の連続が、代わる代わるやってきます。どちらもゼロにはできません。だからせめて、その切り替えの摩擦を減らす。うまくいく日もあれば、崩れる日もあります。それでも、いまも試行錯誤の途中です。

あなたの一日にも、似た割り込みはありませんか。もしあれば、まず「反応の型」を一つだけ決めてみてください。今日の残りが、少し静かになるかもしれません。

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