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朝の光と体内時計、在宅ワーカーが取りこぼしがちなもの

在宅で働くと、通勤とともに『朝の光を浴びる時間』が生活から静かに抜け落ちます。光と体内時計の関係を出典付きで確認し、専門家ではない一人会社の立場から、窓を開けるなど負担なく試せる取り込み方を観測者として書きました。

在宅で働くなら、朝いちばんに窓を開けて外の光を浴びる。体内時計をリセットする一番かんたんな入り口は、たぶんこれです。

社長1名とAI COOだけの一人会社。気づけば一歩も外に出ないまま夜になっている日があります。

しかも私は、フィットネスアプリ「fit-ai」を作る側の人間です。健康や生活リズムをデータとして扱う設計を仕事にしているのに、自分の生活リズムはいちばん後回しになっていた。その居心地の悪さも、この記事を書く動機になっています。

席を立つのは飲み物を取りに行くときくらい。朝から晩までデスクの前です。

夜に頭が妙に冴えたり、昼過ぎに強い眠気が来たり――そんな日が続いて、生活リズムそのものを疑い始めました。

そこで「朝の光」と「体内時計」の関係を、当事者というより一度きちんと調べる観測者として整理したのがこの記事です。効果を保証するものではありません。公開されている情報を出典付きで確認しつつ、自分の生活にどう取り込むかを書きます。

🕰️体内時計とサーカディアンリズム

体には約一日周期で睡眠や体温を調整する体内時計があり、それを毎朝合わせ直す主役が朝の光だと公的情報は説明します。

人の体には、およそ一日周期で睡眠や体温、ホルモン分泌を調整する仕組みがあります。サーカディアンリズム(概日リズム)と呼ばれるものです。

厚生労働省のe-ヘルスネットでは、この体内時計が睡眠と覚醒のリズムを支えていること、そしてそのリズムを外界の一日に合わせ直す役割を光が担っていることが説明されています。

面白いのは、この周期がぴったり24時間ではなく、少しずれているという点です。

だから毎日どこかでリセットが要る。その主役が、朝に浴びる光だと理解しました。

何もしなければ少しずつ後ろにずれていく時計を、朝の光が毎朝定位置に戻してくれる――そんなイメージです。

🌅なぜ「朝の」光なのか

同じ光でも朝に浴びるか夜に浴びるかで働きは逆を向く。朝の光は時計を前に、夜の強い光は後ろにずらすと言われています。

睡眠に関する情報をまとめているSleep Foundationでも、朝に光を浴びることが体内時計を整えるうえで大切だと繰り返し触れられています。

同じ光でも、朝に浴びるか夜に浴びるかで、体への働きかけの向きが変わる。ここが私にとっては発見でした。

夜に強い光、とくに画面の光を浴び続けると、眠りに向かう準備が後ろにずれやすいと言われています。

在宅で仕事をしていると、朝はカーテンを開けずに作業を始め、夜はモニターの光を長時間浴びる。朝と夜が逆転しかけた光の浴び方になりがちです。

私自身、まさにこのパターンでした。朝の光を取りこぼし、夜の光を過剰に浴びる。その順番の崩れが問題なのだと受け止めています。

🏠在宅ワーカーが取りこぼすもの

取りこぼしているのは特別な健康法ではなく、通勤の途中で自然に浴びていた『朝に外の光を浴びる時間』そのものでした。

通勤があった頃は、意識しなくても駅まで歩く間に朝の光を浴びていました。

その工程がまるごと消えたのが、在宅の働き方です。家から一歩も出なければ、朝のリセットのきっかけは自然には入ってきません。

取りこぼしていたのは、特別な健康法ではありませんでした。通勤という日課にくっついていた「朝に外の光を浴びる時間」そのものだったのだと気づきました。

室内の照明は明るく感じます。でも屋外の光の強さとは桁が違うとされています。

部屋が十分明るいから大丈夫、という感覚は当てにならないかもしれない。そう考えるようにしました。

ここは私の体感ではなく、あくまで調べた範囲での理解です。厳密な数値は個人差も大きいはずなので、断定は避けておきます。

🧪自分の生活にどう取り込むか

道具を買わずに始められる三つ――朝に窓を開ける、外に出る用事を作る、夜の画面を暗くする――を一人会社の実験として試しています。

調べた内容をもとに、負担にならない範囲で生活に入れてみることにしました。

あくまで一人会社の実験メモです。誰にでも効く、という話ではありません。

  • 仕事を始める前に、まずカーテンを開けて窓際でしばらく過ごす
  • 朝のうちにゴミ出しや短い散歩など、外に出る用事を一つ作る
  • 夜は作業終了後の画面の明るさを落とし、遅い時間の強い光を減らす

どれも道具を買わずに始められることばかりです。

取り込み方を、もう少し具体に書きます。私の朝は、まず窓を開けて外の光を入れるところから始めます。そのあとに回すのが、毎朝のスタンドアップです。何が動いていて、今日どこに手をつけるかを短く並べ直す、一人会社なりの朝の区切りです。以前は画面を開くなり、そのままコードやメールに飛び込んでいました。順番を「光を入れる → 朝会で区切る → 作業に入る」に変えてから、一日の入り口の輪郭がはっきりした気がします。光のおかげなのか、朝に区切りを引く習慣ができたからなのか――そこはまだ切り分けられていません。ただ、朝いちの窓開けが、この流れの起点になっているのは確かです。

作り手のくせで、最初は「計測」から入ろうとしました。照度を測る、睡眠を記録する、データで管理する。でも実際に続いたのは、いちばん原始的な「朝いちで窓を開ける」でした。やってみて意外だったのは、記録しようとするほど面倒で続かず、道具の要らない一手間だけが残ったこと。fit-aiを作る立場としても、これは覚えておきたい教訓でした。計測が習慣を作るのではなく、習慣が先にあって計測は後から寄り添う。

効果を計測しているわけではないので、これで睡眠が改善したと言い切るつもりはありません。

ただ、朝に窓を開ける一手間を入れてから、一日の始まりの区切りははっきりした感覚があります。

この感覚が光のおかげなのか、単に生活が規則的になったからなのか。そこはまだ切り分けられていません。正直に書いておきます。

📝まとめ

通勤とともに抜けた『朝の光』を出典で確認し、窓を開ける・夜の光を減らすなど小さく試す。専門家ではなく調べた観測者の記録です。

在宅の一人会社という働き方では、通勤とともに「朝の光を浴びる時間」が生活から静かに抜け落ちていました。

体内時計を毎朝リセットする役割を光が担っていることを出典で確認したうえで、朝に窓を開ける、夜の光を減らす、といった小さな取り込み方を試しています。

私は睡眠や健康の専門家ではありません。あくまで自分の生活を疑って調べた、観測者の立場です。

健康を数値で扱うアプリを作りながら、自分の朝はいちばん後回し。その矛盾を実験台にできるのは、意思決定も生活も一人に集まる、社員ゼロの会社ならではだと思っています。

体調に不安がある場合は、この記事ではなく専門家や公的な情報に当たってください。

もっと知りたい方は、本文で参照した厚生労働省 e-ヘルスネットSleep Foundationの一次情報をあわせて確認することをおすすめします。

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